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日本交通、スマートフォンを活用した『全国タクシー配車』を開始 (1/2)
 日本交通は「拾うではなく、選らばれるタクシー」を目指し、顧客満足の追求とタクシー産業の活性化に取り組んでいる。
日本交通とマイクロソフトは12月13日、マイクロソフトのクラウド基盤「WindowsAzureTMPlatform」を使用し開発した、スマートフォンを利用したタクシーの配車を全国10地域で行えるアプリケーション『全国タクシー配車』の提供を開始したと発表。同日から運用を開始した。開発したのは日本交通の100%出資子会社の日交デジタルサービス。
 このサービスでは利用客がスマートフォンのGPS機能と活用し、現在地を特定し、迎車場所を指定した上で、配車を依頼する。料金検索も可能で、GoogleMapでルート検索を行い、概算料金を確認できる。対応するスマートフォンはiPhoneとAndroidで、Windows Phone版アプリも今週中に提供を開始する。

 また、このサービスは日本交通だけでなく、全国の10都道府県のタクシー事業者13グループ8595台が提携している。提携しているのは、SKタクシーグループ(札幌市・605台)、日本交通埼玉(株)(さいたま市・100台)、三和交通埼玉(朝霞市など・95台)、日本交通グループ(東京23区など・3200台)、荏原交通(株)(東京23区など・324台・12年1月10日開始)、日本交通立川(株)(多摩地区・80台)、三和交通多摩(多摩地区・146台)、三和交通横浜(横浜市など・172台)、名鉄タクシーホールディングス(株)(名古屋市・974台・12年1月17日開始)、ヤサカタクシー(京都市など・1179台・12年4月開始)、(株)国際興業大阪(大阪市・464台)、(株)国際興業大阪(神戸市・姫路市など・156台)、両備グループ(岡山市・440台・12年4月開始)、福交タクシー無線グループ(福岡市・660台)。現在は1交通圏当り1社だが、来年は一部の地域で1交通圏当り2社となる。その場合、配車は順番制で運用を行う。