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大阪産業大学、近畿運輸局を対象に燃料電池自動車の説明会
 【FCV】大阪産業大学がトヨタ・ホンダに次いで国内3番目の燃料電池自動車の行動走行実証実験を行っている。この燃料電池自動車は組立車として認可を受けた日本初の燃料電池自動車。
その燃料電池自動車と大阪産業大学新産業研究開発センターの山田修教授とプロジェクトメンバーが10月21日、認可した近畿運輸局を訪れ同局の自動車技術安全部の久保田秀暢部長らに燃料電池自動車の構造や技術について改めて解説した。
 この燃料電池自動車には(株)ミツバの定格14kWのブラシレスDCモーターを2基搭載し、最高速度は時速80キロ、燃料電池はカナダのHydrogenics社製で高圧水素容器はサムテック(株)のもの。エナックス株式会社のリチウムイオンバッテリーも搭載している。
車両の詳細は次の通り。

名称: OSU T4
車名・型式: 組立
シリアル番号: OSU-FCV-004
車体形状: 幌型
車体型式: スペースフレーム
全長×全幅×全高 (mm):  3830×1760×1140
軸距 (mm) : 2435
車両重量 (kg) : 710 
乗車定員 (人) : 2
最高速度 (km/h) : 80
車輪配列: 前2-後2駆動
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン、後:4リンク
ブレーキ: 油圧式 前後ディスクブレーキ
燃料電池: Hydrogenics社
種類: 固体高分子型(PEFC)
最高出力 (kW):  7.5
燃料: 圧縮水素
貯蔵方式: 高圧水素容器(サムテック株式会社)
最高充填圧力 (MPa):  35
容量 (L): 70.8
モータ: 株式会社ミツバ
種類: ブラシレスDCモータ
定格出力 (kW): 14×2基
主電池: エナックス株式会社
種類: リチウムイオン二次電池
容量 (Ah): 141