自動車ニュース
【インタビュー】マイクロ・ビークル・ラボ 松尾 博代表取締役 (2/2)
 ―バッテリーマネージメントシステムの開発については?
 リチウムイオン電池を組み立てるには保護回路が必要となります。セルの上限電圧、下限電圧を監視して、異常な電圧になると制御・ストップするものです。
 しかし、電気自動車になると電池側が勝手に止まれば、ドライバーに危険を及ぼします。電池側から常に自動車のコンピューターにデータを送ってドライバーに警告を促す、最新のバッテリーマネージメント(保護回路)を大阪府の補助をもらいながら開発しています。

 ―今後は?
 1年目に保護回路の基本的な設計をし、2年目は実証実験と改良品の制作。3年目は電気自動車に搭載しPR活動を展開する予定です。
 また最近では、電動船を作りました。経産省、低炭素実証モデル事業です。ラムサール条約の対象になっている福井県の三方五湖で、実証実験を行いました。