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【EV】環境対応車とまちづくりに関する実証実験地域を発表 |
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国土交通省の都市局と自動車局はこのほど、今年度の『環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験地域の決定』を発表した。 この実証実験地域では1.電動バスの運行に関する充電施設設置のあり方、2.超小型モビリティ等の利活用による地域交通システムのあり方、3.駐車場等への充電施設の適切な設置・配置に関する調査について検証を行う。 応募のあった地域の中から14の地域を選定した。今秋から実験を開始する予定だ。 各地域と実験内容は次の通り。 1.電動バスの運行に関する充電施設設置のあり方 【東京都】 ・豊洲駅から東京ビックサイトを経由する路線において電動バスを運行 ・電動バス(非接触給電方式)を用い、バス停等での充電を検証 【京都市】 ・京都市役所を循環する路線において電動バスを運行 ・電動バス(プラグイン方式)を用い、バス停等での充電を検証 【福岡市】 ・福岡市内の既存バス路線等において電動バスを運行 ・電動バス(プラグイン方式)を用い、バス停等での充電を検証 2.超小型モビリティ等の利活用による地域交通システムのあり方 【青森県】 ・奥入瀬渓谷のマイカー規制区間における観光利用の導入モデルの検証(観光客を中心としたモニターによる2日間程度の利用) 【館林市】 ・主に高齢者における移動支援の導入モデルの検証(住宅地域の住民を中心としたモニターによる1週間程度のレンタル利用) 【千代田区】 ・大丸有、神田地区における市街地での物流効率化等を検証(運送事業者による4カ月程度の小口配送利用) 【横浜市】 ・中心市街地と観光地の集積エリアにおける都市交通システムとしてのカーシェアリング利用等の導入モデルの検証(一般募集したモニターによる4週間程度の利用) 【豊田市】 ・施設内の疑似市街地における立ち乗り型超小型モビリティの利活用等を検証(一般募集したモニターによる4週間程度の利用) 【福岡県】(高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合) ・主に高齢者の日常生活における導入モデルの検証(中山間地域を中心としたモニターによる1週間程度のレンタル利用) 【福岡市】 ・マンションカーシェア利用等の導入モデルの検証(環境モデル街区として整備したニュータウンエリアの住民による2カ月程度のカーシェアリング利用) 3.駐車場等への充電施設の適切な設置・配置に関する調査 【神奈川県】 ・個人所有、法人所有あわせて300のモニターを確保 ・充電施設の操作性、案内方法、混雑状況及び予約の必要性について検証 【浜松市】 ・市有の充電施設、民間の充電施設の利用者60のモニターを確保 ・利用しやすい充電設備の配置、空き情報の案内等について検証 【京都市】 ・カーシェアリング利用者、タクシー事業者あわせて500以上のモニターを確保 ・充電設備の最適な場所、充電タイミングについて検証 【大阪府】 ・個人所有、タクシー事業者あわせて500のモニターを確保 ・予約システムの利用状況、利用料金等について検証 |