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【EV】8分間で80%充電、超急速充電器を開発―JFE (1/2)
 JFEエンジニアリングは9月28日、電気自動車の普及の障害となっていた充電時間を3分間で50%充電、8分間で80%充電を可能にする蓄電池内蔵型の超急速充電器(Super RAPIDAS、スーパーラピダス)の販売を開始すると発表した。

 電気自動車の走行に必要な充電量は約60%とも言われており、ガソリンスタンドの給油時間と同等の時間で充電が可能となれば、電気自動車の普及が広まることが期待される。

 来年度以降に神奈川県内のバス会社や慶応大学などと共同で実証実験を開始し、羽田(東京都大田区)−蒲田(同)間約7キロの走行実験を行う予定だ。仮にEV路線バスに利用すると、バスに車載する蓄電池の容量は3分の1で収まり、バスターミナルでの乗客の乗降時に充電が完了すると想定している。また、車両と充電器の使用者が把握しやすいEVタクシーやEV配送車での実証も検討中だ。 

 SuperRAPIDASの特徴は充電時間が短いことだけではなく特徴的なのは、電池内蔵型のため受電容量は20kw以下で非常用電源としても利用が可能な点だ。