自動車ニュース
兵庫県交通安全協会が理事会・評議員会を開催
県交通安全協会の21年度計画は高齢者対策を重点に。

 兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)は3月27日、楠公会館で予算総会に当たる理事会・評議員会を開き、質疑なく原案通り可決した。

 瀧川会長は「昨年の県下交通事故死は199人と昭和22年以降最少だった。県が定めた22年200人以下の目標を2年前倒しで達成した。要因は緊急医療、車両構造、交通施設、指導取締りなどもあるが、私どもの活動を着実に進め、県民一人ひとりに根付いたからと思う。しかし高齢者が50%以上を占め、30日以内だと230人を超え、更なる対策が必要だ。幼児から高齢者まで全方位的視野で県民意識を醸成したい。」

 理事会は瀧川会長、評議員会は伊丹の北嶋一郎会長が議長に就いた。最重点の高齢者対策では、実践体験型安全運転指導、訪問指導、歩行中や自転車乗用中の啓発と夜光反射材普及、自転車大会開催、安全講習会など行う。受託事業では、神戸市から交通安全指導員運用で啓発活動の数値目標を求められた。食堂などの経営は、たばこ自販機が撤去され、ジュース自販機は入札にな「せちがらい世の中に」新公益法人への対応は全国の動向を見極め中で「もしも一般法人になったとしても受託は出来る」と。

 予算総額は前年度比約4千72万円減の14億2千196万2千円で、停止処分者講習及び違反者講習、道路使用調査、神戸市交通安全指導員運用などで人件費を中心に委託費を減額されたための縮小だが、免許更新人口が10数%増との予測に基づく増額もあった。なお、神戸駐車場案内誘導システム業務運用は、平成22年で受託廃止を決定している。

 なお、改選は6月24日の決算総会に当たる同会で行う。