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規制緩和・高速無料化など貸切バスが抱える問題4―四国地区 (2/2) |
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(香川) ・貸切バス会社が40社あり、うち28社がバス協会に加盟している。運賃の問題が大きく、遠足やイベントの入札に3〜5台の業者が参加し、一番安いところへ流れてしまう。バス会社の安全性などランク付けが出来ないかと考えている。 ・国交省からの規制もだんだん強くなってきており、それにかかるコストもあがってきている状況だ。 ・本来の運賃体系であるバス代とガイド料金の別建てについて旅行会社に要望したが、受け入れてもらえなかった。 ・また、香川は狭いエリアで事業を行っています。四国には4つの空港があり、バス事業者間で乗り入れを認めあうことを話し合い、国交省に申し出たが、区域外営業であるため認められなかった。 (愛媛) ・貸切バスの公示運賃となっている時間制3時間の単位をはずし、1時間からにするなど、貸切バスがタクシー化してきている。 ・ガイド料金の別建てについては岡山や広島を参考にし、旅行業者に申し入れたが、大手には断固反対された。地域の支店についてはきちっと対応してもらえている。しかし、関東では別建てという意識がないので、難しい。 ・運賃問題ではインターネットで展開している会社を参考にし、結婚式や葬儀の送迎について時間乗りを開始しているバス会社があり、地元の運賃がなし崩しにされ、タクシー並みになってきている。 (徳島) 新規参入の会社の中には、古い車両を使用し、選任さえされておれば掛け持ちが可能であるので、ドライバーを日雇いしている。ドライバーの日雇い化の原因となっており、安全面に大きな問題が出てきている。またツアーバスについて安全面から乗降場所を確保されないといけないということを法律に盛り込む必要があると考える。 |