自動車ニュース
【年頭所感】兵庫県自動車整備厚生年金基金 理事長 田中安幸
 安定的な事業運営を

 明けましておめでとうございます。

 平成23年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 事業主の皆様をはじめ加入員の方々には、平素から当厚生年金基金の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 当基金は、平成2年10月1日に自動車整備業界で働く皆さまの老後の所得保障の充実と福祉の向上を目的に設立され、20年を経過した現在まで安全かつ効率的な年金資産運用を心がけてまいりました。

 平成21年度は、世界経済の緩やかな回復を背景に国内外株式が上昇し、当基金の年金資産運用実績におおいて好転をもたらしました。しかし、今年度に入りギリシャを巡る欧州情勢悪化や米国労働市場の改善の遅れなど不透明感が残り、先進諸国の景気後退感が広がるなか、株価は不安定な動きを見せています。

 また、長引く円高や国内株安の影響等から運用環境は厳しい状況が続くと予想されますが、市場の動向を注視しながら年金資産の収益確保に努めてまいります。

 公的年金を補完する当基金の役割は、ますます重要なものとなっております。その責務を果たすため役職員一同、安定的な事業運営のため全力で取り組んでまいりますので、皆さま方には今後とも引き続きより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後に、貴事業所のますますのご発展と加入員の皆さまのご健勝を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。