自動車ニュース
アルコールチェック義務化、タニタのアルコール検知器が大人気
 事業用自動車を対象にアルコール検知の義務化が来年4月より開始される。
 義務化の対象となるトラック運送やバス、タクシー事業者の間では、どのアルコール検知器にするべきなのかその選択に頭を抱えている。
 そんな中、国内最大手の健康計測機器メーカーであるタニタが今年の8月からプロドライバー用のアルコール検知器アルコールセンサープロフェッショナル『HC−211』を発売し、注目を集めている。
 タニタ国内営業部の飯島岳司・特販チームリーダーに同社の『HC−211』について話を聞いた。


―なぜ、タニタがプロ用アルコール検知器を発売したのでしょうか?

 飯島氏 タニタでは1999年に個人のお客様向けにアルコール検知器を発売し、これまでに累計で約80万台を販売した実績があります。特にここ数年は好調で、年間平均10万台のペースで推移しています。この内5〜6割が法人のお客様で、ドライバーのアルコールチェックを目的に購入されています。法改正によるアルコールチェックの義務化を受けて、より精度の高いアルコール検知器が求められるようになってきました。そのようなお客様からのニーズに応える形で、『HC−211』の開発・販売に至りました。


―それでは『HC−211』の主な特徴ついてお聞かせ下さい。

 飯島氏 特徴は、呼気中のアルコール濃度を0.01mg/l単位ではかることができる高精度計測です。計測方法は、本体に専用マウスピースを取りつけて約5秒間息を吹き込むだけです。息を吹き込むマウスピース部分は交換式ですので、複数のドライバーでもご使用いただけます。
 マウスピースで吹き込むので、呼気の漏れがなくより正確に計測できます。計測範囲は0.00〜1.00mg/lで、個人向けよりもレンジが広がっています。


―4月からのアルコールチェック義務化では使用するアルコール検知器のメンテナンスや計測精度のチェックも行わなければいけませんが。

 飯島氏 メンテナンスも簡単に行えるように設計しています。本機は500回計測すると表示画面に交換時期を知らせるマークを表示します。
アルコールを検知するセンサーユニットはカートリッジタイプになっており、お客様自身で簡単に交換できます。これにより、面倒なメンテナンスの時間と手間を削減できます。
 センサーユニットは500回または使用開始から半年間(どちらか早い方)使用できます。交換用センサーユニットは4200円(消費税込)で、ランニングコストも低く抑えられます。


 ―トラック運送やバス事業者の場合、遠隔地などでもアルコールチェックを行わなければいけませんが。

 飯島氏 自宅出庫や宿泊運送など遠隔地での使用についても、持ち運び容易な携帯型ですのでご活用いただけます。携帯に便利なソフトケースも付属しています。また、記録を残したい事業者様向けにNTTドコモの「FOMA®」(第3世代携帯電話サービス)と連動できる姉妹機「HC−218D」を発売しています。計測機能は「HC−211」とほぼ同等で、FOMA対応の携帯電話と接続することで、遠隔地にいるドライバーの酒気帯びチェックができ、計測結果と計測時の動画を運行管理本部へ送信し、専用ソフトでドライバーごとに管理できます。
 「FOMAテレビ電話アルコールチェックシステム」として、ドコモエンジニアリングが販売しています。


アルコールセンサー プロフェッショナル「HC−211」の製品仕様

【製品名】 アルコールセンサー プロフェッショナル
【型 式】 HC-211
【検知方式】 半導体ガスセンサー
【計測対象】 呼気中アルコール濃度
【センサーユニット交換時期】 500回計測または、使用開始から半年経過した場合(どちらか早い方)
【表示方法】 LCD表示
【計測範囲】 0.00〜1.00mg/l
【最小単位】 0.01mg/l
【電 源】 DC3V 単3アルカリ乾電池(LR6)×2本
【消費電流】 OFF時:平均150μA ON時:平均200mA以下
【電池寿命】 約6カ月(1日に1回計測した場合)
【使用温度】 5℃〜35℃
【保管温度】 -10℃〜50℃
【外形寸法】 D145×W42×H24mm(突起部分含む)
【質 量】 約130g(電池含む)
【主な材質】 本体:ABS レンズ:PMMA マウスピース:PP センサーカバー:PP




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