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事故撲滅への誓い新たに−バス総合安全プラン2009研修会 (2/2) |
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研修会は初めに「交通事故防止対策について」と題して広瀬簡賜・兵庫県警生田警察署交通総務係長が、続いて「飲酒運転防止対策について」森田孝・神戸運輸監理部兵庫陸運部整備部門陸運技術専門官が講演した。 広瀬氏は「事故防止は繰り返し話をするしか手はない。大事なのはほうれんそう(報告・連絡・相談)だ。どんなささいな事故でもすぐ警察に届出る。大丈夫と相手が立ち去っても後で当てられたと云われて、ひき逃げになるケースがある。逃げたらダメ。運転は首を大きく動かすこと。現在県下では西播と高速道で死者が多発。全国ワースト6。高速はバスも全席シートベルト着用をお願いする。駐禁にも注意してほしい。3分〜5分駐禁も検挙される。道交法はただ「駐車してはならない」とだけで何分とも書いてない」などと述べプロドライバーとして予測運転の励行をもとめた。 森田氏は「平成21年は全国の交通死者数は5千人を割り4千914人だった。一方事業者の交通事故死者は平成21年度は468人と前年より45人減少。飲酒運転等防止は罰則強化(21年6月道交法改正)アルコールチェックの積極的活用などで防止に努めている。日バス協では飲酒運転防止マニュアルを作成して組織的な防止活動も展開している。特に1.運転者の飲酒状況の実態把握と対応2.厳正な点呼実施3.再発防止に対する職員への指導啓発4.バス利用者への情報提供−も重要である。その他管理者による個別面談や専門医の健康診断、カウンセリング、アルコール依存症等問題のある運転者の治療等適正な処置も必要。最後に自動車不具合による事故防止の観点から点検整備で保守管理意識の向上に努めて頂きたい。9月、10月は点検整備強化月間である。タイヤ、オイル、エアエレメントを適正に保つことで燃費2%向上します」と結んだ。 |