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緊張した面持ちで技術競う―姫路接客コンテスト予選会(兵タ協)
兵庫県タクシー協会(松本奈良雄会長)は8月19日、今年で4回目の開催となるタクシー乗務員接客コンテスト予選会を開催した。本コンテストは今年の10月7日に生田神社会館で開催される予定の本選へ出場を希望する乗務員17人が接客の技術などを競うもの。

競技のチェック項目は清潔感や表情、言葉と自己PR。審査員の質問への受け答えを評価する第一印象と乗客に扮した人をタクシーに乗せ、ドアの開閉と確認、あいさつと返事。行き方やコースの確認とシートベルトの確認などの実技を見る2部構成からなる。

第一部の第一印象のチェックの中で飾磨交通(株)北岡立美さんは「なぜ、乗務員になろうと思ったのですか」という審査員の質問に「生計を立てる為です。タクシー業界は男も女もないという仕事。運転も好きだったので楽しんでやっています」と緊張した口調で返答した。

第二部の実技は姫路駅(運賃3500円)、高砂駅(同6000円)を出発し、姫路セントラルパークへ向かう2コースで実施され、乗客役の「えっ?運賃安くならないの」という演技に笑いが起きる一幕もあった。
乗客を演じた姫路タクシー(株)の森田玲子さんは「接客を競うのも緊張するはず。あれだけのことができるのは優秀なドライバーの方々ばかりで、参加することにも意義があると思います」と話していた。