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9千500万円の利用分配当へ 兵庫県交通共済協同組合 総代 (2/2)
 森川理事長は「損保会社も合併などが進んできている。非常に厳しい状況です。その中でいい決算が出ました。これも皆さんの協力のお陰です。これからは『役に立つ』『信頼される』『顔の見える身近な共済』へ向けさらに取り組みたい」とあいさつ。事務局は平成20年度決算報告のなかで、共済掛金収入の減少について「契約数の減少と割引増などで収入減となっている」と説明した。利用分量配当は約9千500万円と報告した。

 また、新年度の事業計画について高谷常務理事は「職員の若返りを図り活性化していきたい。合理化とサービスの充実を図りたい」と説明し、アタックプラン2009について「出資のみの組合員さんへ共済加入の勧誘活動を行い、既存の組合員さんへは新規の会社を紹介して頂きたい」と協力を求めた。

 勝田年和・兵庫陸運部長は「安全の確保が第一の命題です。海上コンテナの横転事故なども続いています。プロドライバーとしての認識を高めて頂きたい。トライ150運動をはじめとする事故防止にさらに取り組んで頂きたい」と祝辞を述べた。

 終りに松原丈夫・副理事長は「交通安全に努めていきたい。20年度は9千500万円の利用分配当を出したが、21年度も欠損の出すことの無いよう、いい成績を出したい」と結んだ。