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優勝は山崎薫氏(播磨自動車教習所)
第14回 学科教習競技会兵庫県大会を開催

兵庫県指定自動車教習所協会(有馬洋一会長)は6月19日、兵庫県交通安全教育センターで第14回学科教習競技会兵庫県大会を開催した。この大会は、学科教習技能の維持・向上を図ることを目的とし、14年目の今回は、県内教習所から選抜された5名の選手が学科教習技能を競った。

開会に先立ち、会長の有馬洋一氏は「3年間コロナの影響でDVDによる競技大会、審査をやっておりました関係で、久しぶりの実際の場においての競技大会ということになりました。日頃の学科教習の通りで結構ですので、その教習の一部を紹介いただいて、ぜひとも近畿大会、全国大会に進んでいただければと思います。それでは選手の皆さま、精一杯力を発揮されて、いい結果が出ますように心から祈念してご挨拶としたいと思います」と挨拶した。

競技結果は、第1位に播磨自動車教習所の山崎薫氏(※1)、第2位には兵庫県自動車学校西宮本校の加藤将洋氏、第3位には阪神自動車学院の須磨慎太郎氏が栄誉に輝いた。また、入賞者全員に奨励賞が贈られた。

審査委員長である兵庫県警交通部参事官の濱田忠司氏から「運転免許行政に携わる者としては、運転者対策を通じて交通事故を防止する、そして安心・安全・快適な交通社会を実現していくことを目的とし、様々な業務を行っています。その中で重要なのは運転者競技だと改めて痛感した次第です。最初に免許を取るときの新規ドライバーに対する動向の知識、安全運転の心を植え付けることが交通事故防止に大きな要素となります。どうか引き続き本日見せていただいた実力を持って、優良ドライバーをより多く育成し、交通事故のない安全・安心・快適な交通社会の実現を目的に努力していただければと思います」と健闘を称える言葉が贈られた。

なお、第1位と第2位の2名は、7月に開催される「第14回学科教習競技会近畿地区大会」に兵庫県代表として出場する。

タイトル及び※1 「崎」は正確には異字体