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年頭所感ーJL連合会 会長 迫 慎二 (1/2)
日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会 会長 迫 慎二

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、国土交通省、経済産業省、総務省、厚生労働省、環境省、全国中小企業団体中央会を初めとする関係省庁、諸団体様には大変御世話になり心より厚く御礼を申し上げます。

JL連合会はおかげさまで創立30周年を迎えました。それを機に記念式典を2月23日にプリンスパークタワー東京において開催致します。大勢の参加者を迎え、政務方々及び諸官庁方々と多数の皆様との日頃の感謝の場として整えておりますので是非ご参集をお願い申し上げます。

さて、今年「亥年」は「植物の成長としては、葉っぱも花も散ってしまい、種に生命を引き継いだ状態が、「亥」とのこと。じっと固い種の中でエネルギーを内にこめているまさにそうしたイメージが「亥年」の持つ意味として、個人は、知識を増やす、精神を育てる、組織は、人材育成や設備投資、財務基盤を固めるなど、外に向けての活動ではなく、内部の充実を心がけると良い年といわれています。2月には新ビジョン「NEXT10」を宣言し、内部の充実とバランスをいつも以上に意識して、2019年の新たな展開につなげたいと期待しております。

昨年10月に第四次安倍改造内閣が発足して6年経ちました。デフレ不況から脱却し日本経済を強くするのが最大のテーマでマクロ的には状況は良くなっていますが、「アベノミクス」の効果が全国の私達業界に未だ届いた実感がありません。政府は、少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが活躍できる社会の実現に向け、「働き方改革」を一層推し進めるとしております。10月には消費税増税が見える中、私達業界は「人材不足・人件費高騰」など悩んでいます。政府は人材を確保するためにも適性運賃収受出来る取引環境に改善すること、下請け多層構造の問題解決に向けて業界、荷主に向けて改善の働き掛けを急務とし促して頂きました。それらの中、昨年に人材募集サイト「トラジョブ」開設し、ドライバー求人検索サイトでは上位でランクされ求職者から多くの反響を頂きました。

今年は地域の経済が活性化するのか、新たな景気回復に向けた政策に対する期待感と不安感が一喜一憂する状況と思われ、これからが本当の正念場であると思っております。その中におきまして、昨年は自然災害が相次いで続き景気が下降気味となり、上昇が復興へのさらなる加速への期待をしております。