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第48回物流セミナーを開催 労働環境の改善を呼びかける (1/2)
兵ト協、全ト協共催による第48回物流セミナーが11月12日、ANAクラウンプラザホテル神戸で開催された。

福永征秀・兵ト協会長は冒頭に挨拶し、「喫緊の課題は少子高齢化によるドライバー不足。事態を深刻にしているのはトラックドライバーが他の産業に比べて長時間労働だということにある。賃金も低賃金で3K職場というイメージが世間で定着してしまっている。こうした状況下で本年6月に働き方改革法案が成立し、労働時間の上限が960時間となり、対応が求められている。現状では必要なドライバー数を確保することができず、人々の生活と経済を支えるライフラインとして役割を全うすることができなくなる」と危惧しつつ、「労働環境・労働条件を世間並みに改善したい」と強調した。「私たちの力だけでは限界がある。会場にいる荷主の方々にも必要な荷待ち時間や適正な運賃の収受について協力を願いたい」と呼びかけた。

また、来賓を代表して成久博康・神戸運輸監理部兵庫陸運部長、嶋田憲嗣・兵庫労働局労働基準部監督課長(畑中啓良兵庫労働局局長の代読)、浪花和志・兵庫県警察本部交通部参事官(松元美智久・兵庫県警察本部交通部長の代理)が挨拶を述べた。