自動車ニュース
秋の交通安全運動キャンペーンー兵庫陸運部長 成久博康氏 (1/2)

日頃から国土交通行政、とりわけ自動車交通行政に格別のご理解を頂戴し、また、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 我が国は、過去に例をみない早さで高齢化が進み、世界最高水準の高齢化率となり、どの国もこれまで経験したことのない超高齢化社会を迎えています。
 一方で、近年の自動車にかかる交通事故の発生状況を俯瞰してみますと、シートベルト着用率の向上、悪質運転違反の減少等により死者数は年々減少し、警察庁が保有する昭和23年以降の統計で最小となりましたが、交通事故による致死率が高い高齢者人口の増加等を背景として、交通事故死者数の減少傾向は縮小傾向にあり、情勢は依然として厳しい状況にあります。
自動車は国民生活や経済活動に欠かせないものとして大きな役割を担っていますが、交通事故や環境問題等、克服しなければならない課題も山積しており、人と車の調和のとれた安全で快適なクルマ社会の構築が強く求められています。
 そのような中、本年も平成30年9月21日(金)から30日(日)までの10日間において全国一斉に「秋の全国交通安全運動」が実施されることとなります。