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運転経歴証明書、郵送で負担軽減へー兵庫県警・交安協締結式
兵庫県警察(西川直哉本部長、以下、兵庫県警)は7月12日、一般財団法人兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長、以下、交安協)と運転経歴証明書の郵送業務に関する協定の締結式を行った。

運転経歴証明書は、加齢や傷病など身体的な理由で運転免許を自主返納した際に取得できる運転免許の代わりとなる身分証明書。警察の運転免許課や各運転免許センターでは即日交付されるが、一般的な警察署や警部派出所では交付までに15日ほどかかる。申請と交付後の受け取りのために警察署などに二度出向くことは、山間部などで暮らす高齢者にとって大きな負担となっていた。

運転経歴証明書の取得者の負担を減らすため、兵庫県警は交安協と協定を締結し、8月より運転経歴証明書の郵送交付を委託する。申請の手続きは今までどおり警察署や警部派出所で行い、証明書の郵送は交安協で行われる。交付手数料1100円に加えて、別途900円(郵送料込み)が必要となる。

交安協はこの協定に関して、「この運転経歴証明書の交付について、地域の皆さまのお役に立ちたいと思います」とコメントした。兵庫県警と交安協は運転経歴証明書の取得者の負担を減らすことで、高齢者の運転免許の自主返納を促進していく。