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第3回理事会 開くー兵ト協
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は3月13日、第3回理事会を開き、56名中39名が出席した。福永会長は「近畿トラック協会との取り組みも順調に進めており、業界の取引環境が整ってきている。この機会を逃さずに取り組んでいきたい。標準運送約款に係る届出を、各会員へ促進してほしい。そうすることで、付帯業務の料金収受が可能となる状況へ進む」と述べ、先の常任理事会でも言及した、全国的に低い水準にある兵庫県内の届出状況を改善するために、各理事へ協力を求めた。

平成29年度補正予算、平成30年度事業計画、同予算、運輸交付金関係事業、同予算をはじめ施設運営予算、諸基金一部処分、近代化基金融資の推薦公募枠、19社の入会、会長表彰推薦者を原案通り承認した。

平成30年度の事業計画案の最重点施策は、「人材確保の推進」、「事故防止の徹底」などの5項目が昨年と同様となった。一方で、「長時間労働是正を図るため、生産性の向上や取引環境の改善等『働き方改革』の実現に向けた対策の推進」と「標準貨物自動車運送約款の明確化等を踏まえた適正な運審・料金収受の推進」の2項目が新たに盛り込まれた。一般会計予算の事業活動収入は前年度より724万円減の、約2億5千813万円。運輸事業交付金予算の事業活動収入は前年度と同額の約5億1千486万円を見込む。

経営者の会長表彰候補者は、山本茂((株)山滋運輸)、里岡昭一(山手物流(有))、木村泰成((株)睦美運送)、松原正武(三田運送(株))、山口一幸(山口運送(株))、清瀬一郎((株)シキトウサービス)の各氏。

最後に、原岡謙一副会長が「働き方改革や長時間労働の問題は、中小零細の抱える実態や矛盾点を国会議員に訴え、審議して頂いている。ドライバー不足についても、特別対策委員会を去年から立ち上げ、方向性を議論している。一企業としてはできないことを、協会として取り組んでいきたい」と挨拶し閉会した。