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宇治、河内長野、淡路の3市が受賞ー近運局表彰
近畿運輸局(坂野公治局長)は、地域公共交通の確保・維持に積極的に取り組み、顕著な功績のあった団体を表彰する「近畿運輸局地域公共交通優良団体表彰」を創設し、3月15日、大阪府合同庁舎4号館近畿運輸局第三会議室で平成29年度近畿運輸局地域公共交通優良団体表彰を行った。平成29年度は3者を表彰。
表彰式で坂野局長は受賞者の取り組みを称え、祝辞を述べた後「地域の公共交通は地域住民の方、とりわけクルマを運転できない高齢者や学生などにとって不可欠な移動手段。福祉分野、教育分野、商業分野など街の様々な機能を支え、街の活力を維持、向上させるための重要なインフラだ。今回受賞された皆様は公共交通の地域にとっての重要性を深く理解され、それぞれの地域の実情に応じた意欲的な取り組みにより顕著な功績をあげられた。近畿運輸局としては今後も法制度予算制度を通じた支援の充実、このような優良事例を管内、さらには全国で共有し、地域公共交通の課題解決をしっかり後押ししていきます」と述べた。受賞者は以下の通り。

1.京都府宇治市
【受賞者】宇治市地域公共交通会議、明星町自治会、西小倉自治連合会
【功績概要】住民の主体的な参画により、「のりあい交通」の導入を実現し、収支率に応じて自治会の負担が変動する等、工夫した利用促進に取り組み、地域公共交通の確保維持に積極的に取り組んだ。
2.大阪府河内長野市
【受賞者】楠ケ丘自治会、大阪第一交通(株)、河内長野市
【功績概要】三者の協働により乗り合いタクシー「くすまる」を導入し、利用促進に積極的に取り組み高い収支率を維持する等地域公共交通の確保・維持に積極的に取り組んだ。
3.兵庫県淡路市
【受賞者】淡路市地域公共交通会議
【功績概要】北部生活観光バスや、地域主体交通などの適材適所の交通手段の連携により利便性の高い交通ネットワークの構築を実現し、地域公共交通の確保・維持に積極的に取り組んだ。