自動車ニュース
年頭所感─一般財団法人兵庫県交通安全協会 会長 瀧川博司
あけましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、ご家族とともに輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

平素は、交通安全協会運営へのご理解ご支援を賜るとともに、皆さま方の家庭、職場、地域において交通安全社会の実現のためにご尽力をいただいておりますことに厚くお礼を申し上げます。

さて、昨年の県下における交通事故情勢は、人身事故件数は7年連続、負傷者数については8年連続で減少しているものの、高齢者が交通事故死者数の約半数を占めるとともに、高齢ドライバーよる悲惨な事故が発生しています。また、自転車利用者のルールやマナー違反による事故も後を絶たない状況にあります。

このような交通情勢を踏まえ、当協会といたしましては、本年は子供と高齢者の交通事故の抑止と自転車の安全利用を最重要課題として、県警察のご指導と関係機関・団体等のご協力をいただきながら、各種の交通事故防止キャンペーンやイベントなど、県民の心に強く印象に残る交通安全活動を展開し、交通安全の重要性を訴えてまいります。

子供の交通安全対策としては、新入園・入学・児童に対する交通安全教室や通園・通学時の保護立番など子供を守る活動を強化してまいります。

高齢者の安全対策としては、シルバードライビングスクールなど参加・体験型の安全教室を開催するほか、反射材用品の活用の呼びかけを積極的に行ってまいります。

自転車の安全対策では、年齢に応じた安全教室、交通安全ジュニア・シニア自転車大会を開催するほか、平成27年4月に兵庫県条例で自転車の損害賠償保険への加入が義務化されたことに合わせて、当協会「自転車会員」の拡大を図ることで「ひょうごのけんみん自転車保険」へ加入促進につなげるなど、自転車利用者のセーフティネット構築に貢献してまいります。

当協会の運営や事業活動につきましては、継続して業務運営、組織体制の合理化・効率化を図るなど「安全で快適な交通社会の実現」をめざし、職員一同が一丸となってさらなる努力を重ねてまいる所存でございます。

どうか皆様方におかれましては、協会に対しましてより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

皆様方の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。