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神戸運輸監理部見学会
神戸運輸監理部は11月15日、神戸運輸監理部とその業務についての理解を深める目的で、神戸港見学会を実施した。神戸国際コンテナターミナル(KICT)を視察後、同監理部の交通艇「はるかぜ」に乗船し、海から神戸港を周回するルートで見学を実施した。

はじめに、コンテナバースの管理を行う商船港運株式会社(以下、商船港運)により主要な航路や、ガントリークレーンや完全自動化されたターミナルゲートなどの導入設備の説明が行われた。商船港運・神戸事業部・業務グループ・グループリーダー中村氏によると、2001年に導入されたこの自動化ゲート(写真右上)は、「従来よりも効率化が実現」され、スタッフ一人で複数レーンを対応できるようになり、荷降ろし待ちを原因とするターミナル周辺の渋滞緩和に寄与しているとのことだ。

次に、前述の交通艇「はるかぜ」による海からの見学では、コンテナターミナルのほか、神戸港湾の工業地域が見えるルートを通過し、昨今の神戸港の状況についての説明がなされた。普段は見ることのできない海からの視点で眺望することで、国際貿易港の拠点としての神戸港と、国内の一大工業地域としての神戸港の両面を窺い知ることができた。