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兵庫県タクシー協会の創立60周年を祝う (2/3)
 松本会長は式辞で60年の協会の歩みを述べたあと「平成7年の阪神・淡路大震災においては、関係機関はじめ全国のタクシー協会から多大のご支援を賜った」と謝辞を述べ「60年を通じて協会は、会員相互の協調、親睦、事業の健全な発展と社会的使命の遂行という協会設立目的を一貫して追求、先輩諸氏の不撓不屈の努力と信念に改めて感謝すると共に私たちもまた、協会の歴史を担う者として優れた伝統を守り、育み、これを後世に伝えていく責任がある」と述べ、さらに「タクシー事業の公共輸送機関としての使命を改めて自覚し、輸送の安全確保と利用者の多様なニーズに対応し、運転者のサービス意識の高揚に努め、全員が一致団結してこの困難な状況に適切に対応したい」と決意を述べた。

 式典では松本会長に各務正人・近畿運輸局長から感謝状が贈呈された。また松本会長は永年理事として協会運営に貢献してた櫻井忠一(和光タクシー)、松本奈良雄(ゑび須タクシー)、足立安夫(氷上タクシー)、永田孝(垂水タクシー)、橘信一郎(東洋タクシー)、木下健三(神戸相互タクシー)、澤志郎(日本交通)、河合功(葵交通)植田清周(植田交通)、池田昌宏(みなとタクシー)、前田敏子(恵タクシー)、信原智彦(荒井タクシー)各氏に表彰状と記念品を贈った。

 来賓祝辞で、各務局長は「特措法が国会で審議され、新しい法律、新しいルールが出来る。地域の課題への取り組みが地域協議会で議論され協会が重要な役割を担う。60年を区切りとして新しいステップの年となるよう祈念します」と期待をこめた。