自動車ニュース
全国に先駆けたユニバーサルドライバー育成 東京無線タクシー (1/2)
 東京無線協同組合は、充実した乗務員教育を積極的に行っている。今回も全国に先駆けて、全国福祉輸送サービス協会から初の教育機関認定を受け、ユニバーサルドライバーの育成に乗り出した。バリアフリー法に基づき、高齢者や社会的弱者の送迎を車椅子などを用いて教育する、実践的な内容のカリキュラムだ。

新任乗務員教育
 毎週、月曜日から金曜日までの5日間、新任乗務員教育を実施。加盟各社の乗務員は、この研修課程を修了しないと営業できない。昭和53年から2日間教育、昭和61年から3日間教育、平成3年から4日間教育、平成14年から5日教育へと研修日数を増やし、現在の5日間課程が出来上がった。

巡回教育
 刻々と変化し続ける利用者のニーズに応えるため、全員の受講を目標に、講師が年2 回、各社を訪問して巡回教育を行っている。
 現在は教育指導部が教育を担当し、新任乗務員教育を受けた3カ月後に、補講教育を実施する。