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創立40周年を祝う―兵庫県交通共済協同組合
 兵庫県交通共済協同組合(森川武夫理事長)は11月28日、神戸市中央区のホテルオークラ神戸で創立40周年記念懇親会を盛大に開催、組合員ら約380人が出席した。
 開催挨拶で森川理事長は「当共済は昭和46年7月の創立で、当時は交通事故が多発、前年の45年に大阪万博が開催され、これを契機に設立された。設立当初の相互扶助の基本理念にもとづき、組合員の協力で大きく成長した。昨年4月保険法の改正で損保会社と対等に競争することとなって、本年4月より掛け金セット割引で優良割引70%の引き上げを実施した。私どもは、道路という公共財を使って事業をしており、交通事故防止は社会的責務として積極的に取り組みたいと思う。過去の経験を糧として「役立つ共済」「信頼される共済」「顔の見える身近かな共済」を目指します」と40周年の節目を記念してさらなる前進を誓った来賓祝辞で、澤井俊・近畿運輸局自動車交通部長は「東日本大震災の緊急物資の輸送でトラックが再認識され株が上がった。荷動きも若干良い方だ。事故の話だが、近畿は増加傾向にある。輸送の安全は共済としてメリットが大きく点呼等でしっかりお願いしたい」とした。
 福永征秀・兵庫県トラック協会長は「みんなが安全を守る気持ちのたまもので、交通共済は成績優秀である。創立当初は組合員408社、車両479台が今日940社で2倍強、車両は1万2千数百、25倍の伸びとなった。しかし兵ト協の会員で見ると加入会社、車両とも半分以下で、この辺を考えると加入拡大でまだまだ栄えると思う」と組合拡大への期待を込めた。また北野耕司・名誉相談役は「昭和45年の大阪万博で外国人限定の共済が設立され1年後に兵庫県でも出来たのがこの交通共済。以降40年何とか紆余曲折もあったが組合員の理解と支援、関係当局の支えで今日まで来れた。厚くお礼申し上げます。今後も地域協働体としての発展を祈ります」と結んだ。
 出口弘也・兵庫県警交通部参事官・交通企画課長の乾杯発声で開宴となった。