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トラックビジョンにあわせて積極的に活動―兵ト協東部支部総会 (2/2)
  開会の挨拶で原岡謙一東部支部支部長ははじめに「東日本大震災が発生し、自粛ムードの中、支部総会をどのようなかたちで開催すればよいのか思案しました。しかし、経済の活性化のためにも通常通り開催するべきなのではないかと考え、このようなかたちで支部総会を開くこととなったことを、みなさまにご理解いただきたいと思います」と説明を行った。

  さらに、義援金への協力について会員に陳謝し、尼崎市からの緊急支援物資の輸送依頼について「トラック事業者ができる震災支援は『支援物資の輸送力の確保』だと思い協力した次第です」と報告した。

  また、同支部が平成22年度から積極的に取り組んでいる「トラック産業の将来ビジョンあり方検討会」への活動について「先日、摂南大学の先生にお会いし、ご協力していただくこととなりました」と報告し、これからも積極的活動を推進する意気込みを述べた。

  その他の支部活動について「高齢者向け安全運転研修会、健康診断や安全研修会の実施などを通し、支部の活性化につとめたい」と話し、支部会員の協力を求めた。

  平成23年度より特別会計の中に緊急救急物資輸送費百万円を設け、総会で承認された。災害時に尼崎市、伊丹市、川西市、猪名川市その他の関係機関から緊急支援物資の要請を受けた場合に、運賃が安価である等、やむおえない場合に適応される。
  また、緊急支援物資に関連で緊急支援物資の輸送の依頼を受けた事業者は「仙台まで運んだが、高速道路も使用できず燃料だけでも8万円かかった。トラック輸送をするには高速道路が必要で、高速無料化はやめて欲しい」と訴えた。

  今年度は役員改選にあたり、班の役員承認後、第1回理事会を開き原岡謙一氏が支部長に再選した。

  平成23年3月31日現在の同支部会員は210社。