自動車ニュース
【年頭所感】兵庫県軽自動車協会 会長 西原興一郎 (1/2)
「激動期を考える」

 新たな年の始まりに際し、長期に亘り停滞し続ける不況に終止符を打てる年であることを切願するものであります。一昨年、期待されながら発足しました民主党政権でありますが、不安定な世情のうえに新たにアジアに於ける紛争危機により我が国も「対岸の火事」と傍観できない事態が発生致しました。好景気への明るい材料が見出せない先行き不透明な状態が依然として続いている厳しい情勢であります。

 私共クルマ業界は、一年六ヶ月の間、大いに盛り上げてくれた「環境対応車普及促進対策補助金制度」が適用された昨年9月までは対前年を上回る実績となりました。登録自動車に比べ制度の差異によりメリットが少ないといわれていた軽自動車も好調に推移しましたが、その反動として予想通り下記以降が非常に厳しくなって参りました。